創業115年。広島県竹原市の着物専門店。「着てこそ着物」がモットー。高品質でハイセンスな【本物の着物】を扱っています。

着物のある豊かな人生のご提案

   益吉呉服店

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秋・九月 (長月・ながつき)装い

9月8日頃

白露(はくろ)

9月23日頃
秋分(しゅうぶん)

九月(長月)は薄物(うすもの・盛夏用)から、単衣(ひとえ・裏地のないもの)に衣替えの月です。六月と九月は単衣とされています。

とは言え、温暖化の影響で9月になってもまだまだ夏のような暑さです。

「必ず上から下まで単衣で」と言う訳ではありません。
少しずつ秋の装いへと移っていきましょう。

大切なことは、本人が心地良く着る事、そしてどこかに季節感がある。
このバランスです。

白露は単衣の着初めですが、まだ暑さが残っています。

あまり透けない生地の薄物か、単衣の生紬。帯は紗袋(しゃぶくろ)、絽綴れ(ろつづれ)、くし織り、絽紬(ろつむぎ)、絽縮緬(ろちりめん)などの夏物です。
長襦袢も夏物の絽です。

着物仲間とランチです。

この日はあまりにも残暑が厳しかったので、
薄物・伊勢型江戸小紋本藍染めです。
(うすもの・いせがたえどこもんほんあいぞめ)

帯は単衣用。帯〆、帯揚げは
 

絽の半衿。白でスッキリと

着ると格調高い江戸小紋ですが、薄物です

正絹の絽の長襦袢

9月23日頃
秋分(しゅうぶん)

10月9日頃
寒露(かんろ)

秋分のこの時期は、胴裏をつけず八掛だけをつけた「胴抜き仕立て」がオススメです。

汗かきの方は重宝されます。
長襦袢は楊柳や、絽縮緬(ろちりめん)が良いでしょう。
9月後半には帯も秋らしく衣替えをして秋の準備をしましょう。

ホテルのロビーで待ち合わせ

単衣のお召し。シャリ感が気持ち良い

帯締め、帯揚げは単衣用です

帯は櫛引き織り(くしびきおり)とても締めやすく、時期を選ばず重宝します

半衿は楊柳(ようりゅう)
この時期には最適です。

着物で過ごす楽しいひと時

次回は「秋10月の装い」です。お楽しみに!